線路の近くで立って誘導をする列車見張り員は、バイトでもできるのをご存じでしょうか?
危険な仕事なのできついのではないか、立ちっぱなしで大変そう、夜中のシフト中心なのかなど分からないことだらけですね。
やはり危険を伴うので時給は高いのでしょうか。実際に働かれた方の口コミや評判も気になります。
そこで今回は列車見張り員のバイトについて、仕事はきついのか大変なのか、シフトや時給はどうなのか、評判と口コミについて調べてみました。
関連記事:『バイト・派遣サイト』を検証!多くの情報を取得し、賢く働きたい。おすすめバイト• 派遣サイト
列車見張り員のバイトの評判はきついし大変?
列車見張り員のバイトについて、ただ立っているだけで楽そうといった評判から、危険で責任があるので大変といった評判もありました。
どんな仕事にもメリットとデメリットはあります。
それぞれ詳しく見ていき、どういう仕事なのかをしっかり理解しておきましょう。
列車見張り員のバイトのおすすめポイントは深夜にガッツリ稼ぐことができるところ!
列車見張り員の仕事は、昼間のものもありますが深夜の勤務が多く、その場合の勤務時間は原則として終電から始発までです。
たとえば終電が1時で始発が5時だとすれば、勤務時間は4時間ですが、深夜勤務なので時給は割り増しされます。
男性の口コミ:終電から始発までの作業なんで実質労働4時間位ですかね、線路を閉鎖して行うので客車は貨物車は来ない。作業車両(別の作業が競合)来るので、その監視のみで、5~6時間の拘束で夜間手当・危険手当(資格手当)が出て1日分の給料、日給にすると1万円の会社が多い。おいしい仕事だと思います。
深夜の勤務に集中して入れば短時間でもガッツリと稼ぐことができるので、副業としてもおすすめです。
関連記事:『バイト・派遣サイト』を検証!多くの情報を取得し、賢く働きたい。おすすめバイト• 派遣サイト
きついところは「トイレを我慢しなければいけないこと」がある!
列車見張り員は「ただ突っ立ているだけ」と思われがちですが、決してそんなことはありません。
安全に作業ができるようにしっかりとチェックしなければならないので、常に緊張を強いられる仕事なのです。
夜中は電車が通らないから楽だと思うかもしれませんが、夜中には貨物列車が通ります。仕事に入る際には運行ダイヤをきっちり把握しておくことが必要です。
ぼんやり考え事をしていてうっかりミスをしてしまった、少し眠たくてウトウトしていた、なんてことは絶対に許されません。
また、勤務中のトイレに関しても、好きな時に行くことができないのがきついところです。電車が確実に通らない瞬間や誰かに交代してもらってから行かないと大変なことになってしまいます。
時には我慢することも必要ですが、我慢して注意力が散漫になってもいけません。常に緊張感を持って神経を使っていなければいけない仕事なので、立っているだけだから楽だろうと思わないようにしましょう。
楽なポイントは「煩わしい人間関係がない」ところ!
他の仕事に比べると他人と関わることが少ないので、煩わしい人間関係に悩む心配もありません。
仕事をする上で人間関係のトラブルが離職理由の多くを占めたり、仕事上のストレスの要因になったりします。
列車見張り員の仕事ではそんなストレスがないのがメリットです。
仕事では作業員に列車の接近を知らせて安全を確保する必要がありますが、旗で合図をしたり、無線で知らせるといった業務なので、仲良くなってコミュニケーションを取らなくてもスムーズに働くことができます。
「鉄道関連の誘導業務」のノウハウが得られる!
列車見張り員の仕事をするには試験に合格し、資格を取得しなければいけません。
列車見張資格は民間資格で、講習会を受講して合格したものに発行されます。
列車見張資格を取得すると、列車見張員の他に
- 重機誘導員
- 旅客誘導員
- 踏切監視員
等の業務を行うことができます。
列車見張り員以外の仕事でも活躍するチャンスが広がるので、鉄道が好きな方や、警備や誘導の仕事を続けていきたい方にはおすすめです。民間資格というと難しいのではないかという不安がありますが、まず仕事を請け負っている警備会社に応募することから始まります。
応募の際は、四肢正常で日常生活に支障が無く、視力(裸眼0.8矯正1.0以上、色盲色弱不可)聴覚正常な事が最低条件です。
その後2日間の講習に参加し、ダイヤの見方や無線の使い方など、業務で必要な知識・スキルを学びます。簡単な実技テストと適性テストを受けて合否が決まりますが、合格率は9割以上と高いのでそこまで難しい資格ではないようです。
また、この資格は合格後も一年毎に講習会に参加して更新しなければなりません。簡単に取れる資格ですが、人の命を預かる仕事のため、合格後も能力を保持しているかどうか厳しく管理されているのです。
資格を取ることで社会的な評価も上がり、仕事の幅も広がるだけでなく、資格手当がもらえる会社もあります。
列車見張り員になるために資格を取ることは人生においてデメリットにはならないので、ぜひ挑戦してみましょう!
列車見張り員のバイトのシフトや時給・口コミは?
列車見張り員の仕事は主に夜のシフトが多いですが、昼間に作業が行われることもあるのでどちらも募集がありました。
(昼)8:30~17:30 (夜)22:00~翌5:00のシフトが多く、残業はほとんどありません。
逆に、作業が早く終わった場合でも日給は保証されるようです。
列車見張り員の主な仕事内容は?
線路やその付近で工事が行われることがありますが、列車が近づいた時には工事を中断し、線路上の物を撤去して作業員を遠ざけなければなりません。列車見張り員は運行ダイヤを把握し、列車が近づいてくると拡声器で作業員に知らせます。
その後、全員の退避と線路の安全確保を確認し、黄色の旗を使って退避完了の合図を送るのです。
列車の通過以外にも、工事区間内で火災や土砂崩れなどが起こった場合は、作業員や運転手に危険を知らせなければなりません。
列車見張り員の仕事は、安全に作業が行えるようにチェックと連絡を行う重要な責任を背負っているのです。
列車見張り員のバイトの1日のシフトの流れ
仕事に入るとまず列車のダイヤを渡されます。
作業現場の両側や線路脇にスタンバイして、運行ダイヤや運行管理部からの連絡を確認しておきましょう。
列車の到着が迫ってきたらトランシーバーを使い、10分前、5分前、3分前…と作業員に連絡します。列車が通過する際は、旗を使って運転手に作業員の退避が完了したことを知らせますが、旗は黄色が「すすめ」、赤は「止まれ」を意味するので、絶対に間違えないようにしなければいけません。
もし作業員の退避が間に合わなかったら、赤い旗や発炎筒で運転手へ知らせて列車を止めます。
無事に列車が通過したら作業員へ合図し作業を再開させる、この繰り返しです。
平均時給は「1000円~1800円」が相場!
列車見張り員の仕事は時給ではなく日給で給料が支給されることがほとんどです。
警備会社によって変わりますが、日勤は日給8000円~1万3000円 夜勤は日給1万円~1万5000円が平均的な相場となっています。
シフトは8時間勤務ですが、実際は4時間程度で終わることも多いそうです。仮に8時間働いたとして時給換算すると、時給1000円~1800円になります。
日勤と夜勤では深夜割増の分かなり給料が変わってくるので、稼ぎたい方は深夜がおすすめです。ただし、かなり神経を使う仕事なので、稼ぐために無茶をして思わぬ事故を起こしてしまわないように気を付けましょう!
関連記事:『バイト・派遣サイト』を検証!多くの情報を取得し、賢く働きたい。おすすめバイト• 派遣サイト
まとめ
列車見張り員のバイトは、世間では「突っ立っているだけで楽」といった評判があるようですが、実際に働いた方の口コミでは「責任重大できつい仕事」「トイレに行けず大変」といった口コミがありました。
夜のシフトに入れば時給単価も高いですが、眠気と冬の寒さが大敵です。また、シフトの時間内に早く作業が終わっても日給はもらえるので、その場合はかなり時給単価があがります。
稼ぎたい方にはとてもおすすめの仕事ですよ!
ただし列車見張り員になるには資格が必要で、講習と試験を受けなければいけません。
資格を持っていると鉄道関係や警備の仕事で評判が良く仕事もしやすくなるので、自分のステータスも上がるでしょう。立ちっぱなしはきついですが、重たいものを持ったり体力的に大変なことはないので、40代~50代の方でも活躍されているそうです。
列車見張り員のバイトは、警備業など未経験でも全く問題ありません。
気になった方はぜひ応募してみましょう!
関連記事:『バイト・派遣サイト』を検証!多くの情報を取得し、賢く働きたい。おすすめバイト• 派遣サイト