納棺師のバイトをご存じでしょうか?
映画「おくりびと」を見た方はイメージしやすいかと思いますが、亡くなった方をきれいにし、葬儀に送り出す仕事です。
葬儀場やセレモニー会場で勤務することになりますが、口コミや評判は良いのでしょうか?
「亡くなられた方に関わるので精神的にきついのではないか」「責任が重くて大変そう」「シフトはどんな感じなのか」「時給は良いのか」など、分からないことだらけですね。
そこで、実際に納棺師をした方の口コミを参考に、仕事の評判やきつい点、大変なこと、シフトや時給について調べました。
Contents
納棺師のバイトの評判はきついし大変?
出典元:ジモティー
納棺師のバイトは、死や葬儀に関わるので暗いイメージがありますが、評判は良いのでしょうか。
映画を見て興味を持った方も多いようですが、映画の情報だけでは分からないことがたくさんあるかと思います。
バイト募集チラシに、納棺師の正社員・パート募集が掲載。初めてみる。「映画で話題になった納棺師のお仕事です」と堂々。現在多くの女性(男性11名・女性18名)が活躍しています!2名1組となってのお仕事ですので、知識や経験等は一切気にしなくてOK!映画では隠していたのにその効果は大きい
— 奈良たかし(市民のネットワークを!!) (@naratakasi) July 18, 2010
納棺師かぁ。送り人カッコイイな。
バイト何してますか?
納棺師してます( ˙꒳˙ )キリッ
かっこよ!!!(くだらない)— いません (@utauchi_) March 10, 2020
また、納棺師に対してはマイナスイメージを持っている方も多いです。
バイトさがしてたら納棺師でてきた
ちょっと私には荷が重すぎる笑— こげぱんたろう。 (@Mf7Yat) November 19, 2013
このバイト高時給!家の近く!学生オッケー!これにしよう!って思ったら納棺師のバイトだった⤵︎⤵︎⤵︎納棺師はさすがにチョット😩
— 柑橘系 (@mecan547) January 11, 2015
具体的にどのような仕事をしているのか、どんなことが大変なのかについても見ていきましょう。
納棺師のバイトのおすすめポイントは特別な資格がなくても仕事ができるところ!
出典元:ステップ就職
「納棺師」という名前ですが、納棺師になるために特別な資格は必要ありません。
葬儀会社の求人に応募し、採用されて研修を受ければ納棺師として働くことができます。
誰もが日常生活では行わないような内容の仕事なので、初めは覚えることが多く慣れるまではとても大変です。
逆に、何度も練習をして、やりがいを感じて働き続けることができれば、納棺師として活躍できるとも言えます。
日々死と向き合う辛い仕事ですが、ご遺族と故人の最後の別れに携わるとてもやりがいのある仕事です。
きついところは「重たい遺体を扱うこと」がある!
出典元:note
納棺師は、遺体を湯灌したり着替えさせなければいけませんが、男性や体格の良い遺体ももちろんあります。
さらに、遺体は硬直しているので、動かすのにはとても力が必要です。
女性も活躍できる仕事ですが、男性の体でも持ち上げられなければいけないので、体力や筋力に自信のない方はきついかもしれません。
また、ご遺体を扱うことは精神的に辛く、ショックを受けてしまうことも多いでしょう。
時には傷だらけのご遺体を向き合うこともあります。
辛く悲しい思いをされているご遺族の前でショックを受けてオドオドするわけにはいかないので、死と向き合う仕事であることは覚悟しておかなければいけません。
楽なポイントは「病院がやってくれることもある」ところ!
出典元:沖縄看護専門学校
ご遺体のほとんどは病院で亡くなられ、葬儀会社へ引き渡されます。
したがって、納棺師の仕事内容は病院がどこまでご遺体のケアをしてくれるかによっても変わってくるのです。
事故などで亡くなられた方でも、看護師が汚れを落として傷を覆ったりしてくれることもあるので、必ずしもボロボロの状態のご遺体ばかりを対応するわけではありません。
病院によっては化粧までしてくれる場合もあるので、その際は着付けと納棺だけで良いので楽になります。
「細やかな気配りをすること」のノウハウが得られる!
出典元:秒刊SUNDAY
納棺師は、ご遺族に対して失礼のないように、言葉遣いや所作に気を付けなければいけません。
また、ちょっとしたことでも気配りや心配りをし、ご遺族の気持ちに寄り添うことが必要です。
ご遺族の意思をどれだけ汲み取ることが出来るかが、この仕事ではとても重要になってきます。
ご遺族にとってとても悲しく辛い時ですが、自分の仕事を通して喜んでもらえたり、少しでも悲しみをやわらげることができればとてもやりがいを感じますね!
納棺師のバイトのシフトや時給・口コミは?
出典元:ステップ就職
納棺師のシフトは8:30-17:30や9:00-17:00がほとんどです。
応募する葬儀会社によって異なりますが、1日の中で時間を区切って働くことはあまりありません。
午前中だけ・午後だけといったシフトはできないことが多いので注意しましょう。
納棺師の主な仕事内容は?
出典元:withnews
納棺師は、ご遺体をシャワーなどで洗いきれいにし、着付けや化粧を施して、納棺する仕事です。
ご遺体をできるだけ生前の状態とご遺族のご希望に近い状態にし、最後のお別れができるようにするとても重要な役割を果たさなければいけません。
仕事内容は大きく分けると以下のとおりです。
- ドライアイス等で内臓や体を冷やし、腐敗を抑える。
- 湯灌(ゆかん):専用の設備を使用し、故人をお清めする。
- メイク:顔周りを中心に化粧をする。綿を使って表情を整える。
- 着付け:肌を見せないように和服か洋服を着付ける。
作業はセレモニーホールか自宅で行い、現場には車で向かいます。
納棺の時間は決まっているので、一連の作業は1時間半から2時間ぐらいで終わらせなければいけません。
納棺師のバイトの1日のシフトの流れ
出典元:ストアカ
納棺師の1日の流れの一例です。
8:30 出勤・2~3名のチームでその日の流れを確認
9:00 訪問先へ向かう
9:30 到着・ご遺族にあいさつや説明をし、要望を聞く
9:45 湯灌、化粧、着替えなど納棺作業
11:30 作業終了・あいさつ
12:00 次の現場へ移動
12:30 到着・あいさつ
13:00 納棺作業開始
14:30 作業終了・次の現場へ移動
15:00 到着・あいさつ
15:30 納棺作業開始
16:30 作業終了
17:00 帰社
17:30 業務連絡・翌日のスケジュールを確認
1日に平均3~4現場を回りますが日によって件数は異なり、納棺作業がない場合は事務所にて事務作業、葬儀の準備や片付けなどの業務を行います。
平均時給は「1000円」が相場!
出典元:Workin.jp
葬儀会社により異なりますが、時給1000円~1100円のところがほとんどです。
また、時給とは別に納棺1件につき1000円~3000円の手当てがつくところもありました。
仕事の重さを考えると、決して高い時給とは言えません。
仕事にやりがいを感じられるかどうかが大事ですね!
まとめ
出典元:仕事旅行
納棺師のバイトの評判は、「精神的にきつい」「覚えることが多く大変」といった悪い面もありますが、「遺族に感謝されてやりがいがある」「大変だが学ぶことも多い」といった口コミがあり、評判は悪くはないようです。
時給はあまり高くありませんが、時給とは別に手当が出る会社もありました。
短時間のシフトはあまりなく、シフトの時間内に納棺が終わらなければ残業も発生するので、Wワークや学生さんには難しいでしょう。
「納棺師のバイトを始めたいと言うと家族から反対された」という口コミもあり、やはり死と関わる仕事であることから敬遠されてしまうようです。
確かに死と毎日向き合うのは精神的にきついですし、ご遺体を洗ってきれいにするという大変な仕事ですが、ご遺族と故人の最後の思い出を創るとても意義のある仕事です。
資格がなくても挑戦できる納棺師のバイト、興味のある方はぜひ応募してみましょう!